塩分について

受付終了

〈開催日時〉 11:00~12:00

講師:中島祥子(池上総合病院 管理栄養士)

会場

池上総合病院 B館8階会議室

スーパー等で濃口醤油の隣に減塩醤油が並んでいることが、最近多くなったと感じませんか? 今回は身近なテーマでもある「塩分」について、管理栄養士による講演が行われました。

塩分を取り過ぎてしまうと血圧が高くなり血管に負担がかかる為、心血管系の病気(高血圧症、心肥大、心不全、虚血性心疾患、血管障害、脳卒中、腎不全など)にかかりやすくなると言われています。それ以外にも、尿路結石、骨粗しょう症、胃がんなどにかかるリスクも上がると言われています。

講演中に塩分チェックシートを使い、参加者の食生活を点数化してみました。合計点によっては減塩の工夫や食生活の見直しが必要となった方もいらっしゃいました。そこでなるべくうす味で美味しく食べるためのポイントとして、「酸味や香辛料」「旨味(だし)」「焼いた香ばしさ」を利用することや、「醤油をかけるのではなくつける」「麺類の汁を残す」など調理法や食べ方の工夫について説明がありました。またパックのお味噌汁を例にとり、薄くするために水の量を増やすと味は薄まりますが塩分は変わらないと、実演をしながら説明がありました。

講演終了後にはたくさんの質問があり、減塩に対しての関心がとても高いことを改めて実感しました。日々の心がけが、皆さまの健康に繋がります。 今回もたくさんの方にお越し頂きお礼申し上げます。

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