受付終了
〈開催日時〉 11:00~12:00
厚生労働省が発表している日本の死亡原因の1位は「がん」です。がんで亡くなる方は心臓や脳卒中で亡くなる方よりも多いですが、定期的ながん検診をされる方は少ないのが現状です。今回はどのがんを検査することが有効か、また検診の種類についての講演を行いました。
肺がん、胃がん、大腸がん、膵がんが男女共に多いですが、出来れば自治体や会社の検診にプラスして、内視鏡検査(胃カメラ)と腹部エコーの追加をおすすめします。内視鏡では、早期胃がんの発見から切除までできますし、ピロリ菌の検索や除菌が将来の胃がんを予防します。大腸内視鏡検査では便潜血検査陰性の場合でもがんが認められることがしばしばあります。腹部エコーは膵がんや肝がん、大動脈瘤等の心血管系異常なども発見することができ、痛みや被爆もなく自己負担も少ないため、内視鏡検査とセットでできるのがメリットです。
また、町田医師は「医師の仕事の1つは患者様の余命の延長です」と冒頭で話し、成人病治療もとても大事ですが、がん検診がいかに大切かという内容の講演でした。今回もたくさんの方にお越し頂きお礼申し上げます。