2月6日(木)昭和大学循環器内科の小﨑遼太先生をお招きして、WATCHMANの勉強会を行いました。
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WATCHMANというのは経皮的左心耳閉鎖術と言い、心房細動の新しい治療法です。現在、心房細動の治療には薬物治療やカテーテルアブレーションなどがありますが、
出血リスクが高いなどの理由で抗凝固薬を続けることが困難な患者さんにはメリットのある治療法になります。
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当日は、循環器内科や腎臓内科の医師、看護師、メディカルスタッフ、事務など多職種の職員が参加し、実際に使われているデバイスを手に取り小﨑先生からレクチャーを受けました。
小﨑先生は今後も学会などでWATCHMANの講演をされるとのことです。
小崎先生、貴重な講演をありがとうございました。
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5月28日と6月11日にNST勉強会を行いました。
医師や看護師、薬剤師、管理栄養士など約30名の参加がありました。
内容は新規採用を行った経管栄養剤と水溶性食物繊維についてです。
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経管栄養剤は種類も多く、患者さんに合った製剤を選択していく必要があります。
以下の基準で栄養剤を選んでいきます。
・術後、早期にたんぱく質の多い栄養剤を開始することで回復を早める
・消化機能が低下している患者さん用に消化のしやすい成分の栄養剤を選択する
・水分を少なく投与するために高濃度の栄養剤を選択する
・下痢をしている患者さんに食物繊維の多い栄養剤を選択する
水溶性食物繊維の効果
・腸の絨毛のエサになり、低下していた吸収能力を上げていく
・下痢には水分を吸収して便を硬くしたり、硬い便には水分を引き込んで柔らかくしてしたりしてくれる
・侵襲の大きな手術の後は、腸内環境が乱れ免疫低下がみられる、悪化した腸内環境を整える
以上の内容を勉強しました。
胃瘻や経鼻胃管で栄養管理を行っている患者さんに適切な栄養管理を行っていけるよう、これからも勉強を重ね、日々の臨床に活かしていきたいです。