重要なお知らせ

そけい部ヘルニア外来

そけい部ヘルニアとは?

腹腔内の臓器が腹壁(筋肉・筋膜)の弱った部分(すき間)を通って皮下に飛び出して膨らんだり痛みを伴う状態をヘルニアといい、足の付け根付近(そけい部)に起きるものをそけい部ヘルニアといいます。俗に「脱腸」とも呼ばれています。

3つの種類

段階別の症状

初期症状

【立位】
そけい部が膨らんでくる、違和感、つっぱり感、痛みなどの症状。

待機的治療

【立位】
膨隆ぼうりゅう(膨張して大きくなる) 臥位:自然に、あるいは軽く手で圧迫すると引っ込む。

緊急手術

脱出した内臓(主に腸管)がヘルニアの出口で強く締められ膨らみが元に戻らなくなる。この状態を嵌頓かんとんヘルニアといい、強い腹痛や嘔吐などを伴う。

そけい部ヘルニアになりやすい人

そけい部ヘルニアになりやすい人

治療

成人そけい部ヘルニアは自然治癒や薬で治癒することはなく、手術以外に根治療法はありません。

手術方法

手術はメッシュというシート状のもので弱くなった腹壁を補強する術式が一般的です。そけい部からアプローチするそけい部切開法と腹腔内からアプローチする腹腔鏡下手術があります。当院ではTAPP法を主に行っています。

手術術式にはそれぞれ長所があり、当院ではヘルニアの状態や全身状態・ご希望等を考慮し最も適切な手術を選択できるよう努めています。

手術から日常生活への復帰

そけい部ヘルニアは誰にでも起こりうる非常に多い疾患で、年間約15万人の方が治療を受けています。放置していると次第に増大・悪化していきますので、そけい部に違和感を覚えるようでしたら、いつでもお気軽にご相談ください。

受診の流れ

1. 事前

お電話にてご予約ください

2. 受診

問診票に必要な情報を記載していただきます

3. 問診

医師との問診を行います

4. 検査

当日、または予約にてCT検査・(超音波検査)を行います

5. 治療

個々にあった治療法を選択します(ご希望の場合手術日程も相談可能)

                                               
診察場所B館2階 外科外来
診察日・担当医第2土曜日午前(予約のみ)
  担当医:白井 雄史 医師(内視鏡外科学会 技術認定医)
  ※月~金曜日は他の医師が対応させていただきます。
診察時間午前9時~11時30分(受付開始8時30分より)
午後2時~4時(受付開始1時30分より)
その他の外科外来
<外科ページはこちら> https://ikegamihosp.jp/dept/regular/geka/

そけい部ヘルニア専門外来のご予約について

予約電話番号

0120-56-0356(電話予約センター)

<予約受付日時:月~金(祝日除く) 8:30〜16:00>

お問い合わせ(外来受付)

03-3752-3151
(代表電話)

所属医師

外科科長,低侵襲医療センター長
白井 雄史 (しらい ゆうじ)

外科、消化器センター

資格など 医学博士(東京女子医科大学)
日本外科学会認定 外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(ヘルニア)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医・指導医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医・指導医
日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器認定 消化器がん外科治療認定医
医師の臨床研修に係る指導医講習会修了医
 

専門外来