薬剤室では、薬剤師ひとりひとりが薬の専門家として、より安全・有効にお薬が提供できるよう、医薬品の適正使用に努めています。
より良いお薬を提供できるようにするためには、患者さまの協力が必要です。お薬の情報を把握し、指示のとおりに服用されるようお願いいたします。
お薬手帳には、当院だけでなく、よその病院や診療所で何のお薬をもらっているか、などお薬に関する重要な情報がたくさんつまっています。
外来を受診する際や病院で検査を受ける際には、お持ちの方は「お薬手帳」を忘れずにご持参ください。
「お薬手帳」をお持ちの方は、入院時に必ずご持参ください。患者さまの手帳は今までどんなお薬を飲んできたか記録されているお薬の歴史ですので、お忘れのないようお願いします。
また、入院時には、お薬手帳と一緒に、今飲まれているお薬もお持ちください。
薬学教育が6年制となり、薬剤師になるためには、病院での実習が必須となりました。当院では、薬剤師の指導・監督のもと、薬学部学生が実務実習を行っています。ご同意をいただける患者さまには、服薬指導への同行や、その他、業務の一部を学生が実施することがあります。ご理解とご協力をお願いいたします。
起床時 | 朝起きたらすぐ |
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食前 | 食事のおよそ30分前 |
食後 | 食事のおよそ30分後 |
食間 | 食事のおよそ2時間後 |
食直前 | 食事のすぐ前 |
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食直後 | 食事のすぐ後 |
寝る前 | 就寝のおよそ30分前 |
頓服(とんぷく) | 症状があるときだけ使用 |
薬をねって飲ませる方法 | 小皿の上に薬をのせて、少しずつ水を加えて練る。練った薬を指先でお子さんのほおの内側に塗りつけて水やミルクを飲ませます。 |
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薬を水に溶かして飲ませる方法 | 少量のお水で薬を溶かして、スプーンやスポイトで口の奧に少しずつお薬を流し込み、その後、水やミルクを飲ませます。 お薬の味を嫌がるお子さんの場合、お茶やジュース、アイスクリーム、ヨーグルトなどに混ぜて食べさせる方法もあります。 |
処方せんをもとに、お薬の相互作用(飲み合わせ)が問題ないか、お薬が患者さまの状態に適しているか確認し、安心してお薬が服用できるように取り組んでいます。
外来にかかられた患者さまのお薬は、原則として院外処方箋を発行していますので、ご希望の保険薬局でお薬をお受け取りください。
入院している患者さまの注射薬は、お薬の内容を確認し一人分ずつ個別にセットし、注射薬が適切に使用されているか、確認をしています。
抗がん薬や静脈栄養(TPN)を清潔な場所で無菌的に調製しています。
抗がん薬は患者さまの体の大きさ、当日の体調に合わせて使用する量を変えることがあるお薬です。患者さまにも医療者にも安全に薬が使用できるように、レジメン(抗がん薬の投与スケジュール)を確認し、安全キャビネット内で調製します。
市販されていないお薬を使用したい場合、病院の中で薬剤師がお薬を調製しています。
医師の同意のもと、入院中の患者さまに、薬剤師がお薬の説明に伺うことがあります。お薬の説明をするとともに、持参されたお薬のチェックや、薬の副作用やアレルギー情報についても確認し、お薬に対する不安や疑問を取り除けるよう努めています。
医薬品に関する情報を収集し、情報の内容によっては、医師などの医療スタッフに積極的に伝達しています。
職名 | 氏名 |
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薬剤室長 医薬品安全管理責任者 |
海老名 俊範 |