重要なお知らせ

下肢静脈瘤外来

足がむくむ・血管が浮き出る、それは『下肢静脈瘤』かもしれません。

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は足の血管の病気です。下肢とは足のことで、静脈瘤は血管(静脈)が文字どおりコブ(瘤)のように膨らんだ状態のことをいいます。

下肢静脈瘤
正常な静脈弁
下肢静脈瘤
壊れた静脈弁(弁不全)

下肢静脈瘤とは、足の血管がコブのようになる病気です。症状はほとんどがふくらはぎにおこります。足に血液がたまることによっておこるので、午後から夕方に強くなるのが特徴です。

診断チェックリスト

  • 足の血管が浮き出て見える
  • ふくらはぎがだるい・重苦感
  • 足のむくみがある
  • 足がつることがある
  • 足がほてる・熱く感じる
  • 足のむずむず感・不快感がある
  • 足のかゆみ・湿疹がある
  • 足の色素沈着がある
  • 足の腫瘍がある

見た目でわかる、4タイプの下肢静脈瘤

4タイプの下肢静脈瘤
伏在型
4タイプの下肢静脈瘤
側枝型
(軽症例)
4タイプの下肢静脈瘤
網目型
(軽症例)
4タイプの下肢静脈瘤
くもの巣状
(軽症例)

画像引用元:日本コヴィディエン

心臓血管外科

治療方法

静脈瘤のタイプ・患者さんの状態によって治療法は異なります

保存的療法 生活習慣改善や弾性ストッキングなどで症状改善させたり、症状進行の予防を行う
硬化療法 静脈瘤に薬を注射して固める治療
手術 対象の静脈を引き抜くストリッピング手術が代表的
血管内治療 高周波(ラジオ波)またはレーザー等を使って血管内治療を行います。これは治療に伴う痛み・発熱・出血などをできるだけ少なくする低侵襲的治療であり、患者さんへの身体的負担も少なく、治療後の回復も早いのが特長です。

当院では高周波アブレーションカテーテル治療もおこなっています

当院の血管内治療では専用の高周波アブレーションカテーテル治療機器を使用しております。

高周波アブレーションカテーテル治療

高周波アブレーションカテーテル治療の特長

  • 短期間の入院で治療が行える
  • 局所麻酔で行える
  • 傷跡はカテーテルを挿入する小さな開口部のみのため、目立ちにくい
  • 患者さんへの身体的負担が少ない

診療から受診までの流れ

1. 問診

問診票の内容から仕事や生活習慣などを聞き、他の病気によるものではないか見極めます。

2. 視診

患部を診て下肢静脈瘤の場所や膨らみ具合、むくみや皮膚の変色がないか確認します。

3. 触診

むくみの有無や皮膚表面の状態、皮膚の厚さや硬さ、押して痛みがあるかなどを調べます。

4. エコー検査

超音波で足の静脈の状態を確認します。30分~40分程度で終了します。検査結果によっては、CTなどの検査を追加することもあります。

5. 診断

通常の診察・検査はすべて保険適用となります。

  • 足の病変・症状は他の病気でも発症する場合があります。
  • 治療方針および治療に伴う合併症などは担当医師にご相談ください

診療

担当医師 矢尾 尊英
診療日 月曜日午後

下肢静脈瘤治療について治療・診察をご希望される方は、当院の心臓血管外科外来までお越し下さい。

ご予約・お問合せ

0120-56-0356

〈受付時間〉月〜金 8:30〜16:00(祝日除く)

手術実績

入院手術実績件数

2021年(4月〜1月) 2020年度 2019年度
下肢静脈瘤血管内塞栓術 0 10 0
下肢静脈瘤血管内焼灼術 25 24 43
下肢静脈瘤手術 抜去切除術 15 8 24
硬化療法 0 0 0
高位結紮術 11 5 2
合計 26 13 26

休診代診

現在、予定されている休診はありません。

専門外来