消化器センターの役割

消化器とは食物の消化や吸収に関係する臓器で、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢胆道、膵臓などのことです。これらの臓器にいろいろな疾患が発生し、たくさんの患者さんが毎日来院されます。その多くは、消化器内科が担当しますが、その中には消化器がんや潰瘍性大腸炎、クローン病、肝硬変や門脈圧亢進症、食道静脈瘤、肝内結石、胆管結石や慢性膵炎という治療の難しい病態も存在します。内科的に治療できる疾患、外科治療が必要な疾患を最小の負担で最大の治療効果をあげるため、消化器センターを組織し、消化器内科医と消化器外科医が合同カンファレンスを開催し、診断から治療までを一貫して行います。

入院診療

当院6階のA館B館の渡り廊下を挟んだ2病棟が消化器センターとして機能し内科外科の垣根なく個々の患者さまの病態に応じて最適の治療を行っています。特に消化器がんでは、内視鏡的な診断から、超音波内視鏡、核医学を含めた放射線画像診断、審査腹腔鏡検査によるがん進行度総合診断の上、ESD治療をはじめとした内視鏡治療、外科的な高難度手術から化学療法室による分子標的薬・抗癌剤治療を含めた集学的治療を積極的に行なっています。

消化器内科

外科